2007年4月19日木曜日

The museum of greatness in forest


白浜半島の先端、臨海浜に京都大学海洋研究所があり、その隣、番所山の熱帯ジャングル庭園を上って行くと和歌山が生んだ博物学の巨星、南方熊楠の記念館がある。生涯、在野の学者に徹し、何の権力とも結びつくことのなかった、ソロの博物学者であり、天文学、生物学、民俗学、などの広い分野で活躍。10数ケ国語を自由に使いこなし、アメリカ、キューバ、中米での粘菌、植物採集(グアレクタ・クバナの発見)、ロンドン大英博物館での研究、その遊学中での孫文との出会いと親交。日本に帰り、熊野地方での植物採集、粘菌新属(ミナカテルラ)の発見、そしてエコロジストとして昭和天皇を田辺湾神島に案内、戦艦長門にてご進講をつとめる。とゆう略歴である。館内には、その熊楠の写真や使用したメガネやルーペ、それで観察しながら書いた粘菌の彩色図譜、粘菌の標本等とがありました。そして、熊楠の一筋縄ではいかない様を表す変わった物では、熊楠の死面(デスマスク)、熊楠の脳(写真、現物は大阪大学医学部所蔵)、昭和天皇に粘菌を進献したとき標本を入れていた森永ミルクキャラメルの箱が展示されていた。展示品の中に、熊楠が使用したキセルとシガリロみたいな赤い缶ケースを発見。タバコを咥えた写真もあったのでスモーカーであるとゆうのは間違いないだろう。シガースモーカーであったかどうかはわからないが、キューバ遊学の際(1891年頃)には葉巻とゆうものに興味をもったのではないだろうか。


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