2007年4月19日木曜日

Turkish water pipe and cigarlife in forest



「熊野の旅の帰りは、本州最南端、潮岬周りの大辺路ルートで帰ることにした。ルート42、パシフィックオーシャンロードを新宮から串本へ1時間ほど車を走らせ、左手の沖合いに見えてくる島が、潮岬の隣にある大島だ。「ここは-串本向かいは大島-仲を取り持つ巡航船-アラヨイショ-ヨイショ-・・・」のノリのいい串本節に出てくる島です。今は、橋が開通したので車で一気に行くことができる。我々は、大島の唯一の道を島の東端、樫の崎灯台を目指した。ここ大島は、串本町になるのだがこの町はやけに友好姉妹都市関係が充実している。明治23年9月にこの大島の沖で、トルコの軍艦エルトゥールル号が暴風雨の為遭難し、オスマン・パシャ大尉以下587名が荒波に命を奪われた。島の島民が嵐の中69名の人命を救って以来、トルコ共和国との交流が始まり、今に至っているとゆうことです。遭難者の立派な慰霊碑の建つ隣にトルコ記念館があったので入ってみた。トルコの品々の中に水パイプなる物が数点展示されており、トルコ人は大の煙草好きであると書かれていた。大きなガラス製の坪のような形のパイプなので、2-4人用だと思われるが、水パイプを囲んで皆で吸うタバコとはどのような感じなのだろうか?何かヤバイ事でもやっている様な、又は、至福の時間の連帯共有感が増すみたいな感じであろうか?我々は大島を後にし、帰途につく最終にもう1つ陸続きの島をおとづれ旅を終えることにした。車を本州ニアサウスポイントより北上し、夏の太陽の光をキラキラと光らせている枯木灘海岸のワインディングロードを江須崎まで走らせた。車を降り、崎の断崖を海岸まで降りていき、海の中の道を渡り、スダジイの生い茂る熱帯の密林の中の道を島の奥地へと入って
いった。島の中央、木の蔓の硬くなったものが、森の木々に絡み付いている。その密林の中に春日神社が祭られていた。神社の前の広場は森の枯葉で埋め尽くされていた。我々は広場の隅の石垣に座り、この旅の終わりにシガーを吸うことにした。葉巻に火をつける。森の中で呼吸をするようにシガーを吸い、吹かす。台風の余波のせいで、波の音が時たま聞こえてくるが、それ以外は静寂に閉ざされている。まるでここが熊野の原生林の山中のごとくにである。シガーを吹かす。紫煙がクモの巣を通り越して密林に漂っていく。我々の旅はまだ続く・・・・」

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