

全国熊野神社の総本山である熊野本宮大社に来ています。ここは、伊勢神宮、出雲大社と並ぶ日本最古参の神社である。プロローグ・オブ・熊野シガー倶楽部での写真の三本足のからす、「やたがらす」は向かって鳥居の左手にあります。やたがらすは中国では太陽の中に住む神獣であるとされています。日本ではサッカー、JFAのシンボルマークになっています。それは、サッカーを日本にはじめてフットボールと紹介した、日本サッカー生みの親の中村覚之助が那智勝浦町出身の為であろう。玉砂利を踏みしめ参道を行くと両側の石柱には全国よりの寄進者の名前が石に彫られている。石の階段を登りきると皇紀2661年とかがげられている。そして、各社殿の屋根の下、最上位には、金の菊の御紋が埋め込まれている。恩寵葉巻系だな。しかし、これだけ参拝者が多いとローカルでは一流企業とゆう感がする。我々は本殿から外れた一番隅にある八百万の神に旅の安全を祈願した。今の大社は、明治22年の洪水により川から山のほうに移転されたものであり、それまでは熊野川の中州に今の数より多くの社殿を擁していたらしい。その昔あった場所は、大斎原と呼ばれいる。田んぼの畦道を通り、巨木の旧参道を抜けると小さな芝の野球場のような空間が広がっている。かつての面影はなく昔本殿があった場所であろうか小さな祠が2つ残されていた。我々は建物が建っていた端になるところの石垣の上に腰をおろしてシガーを吸うことにした。シガリロに火をつけた。ここにはからすがいるらしい、泣き声が聞こえている。シガーを吹かす。我々以外は誰もいない。ヒーリングな時間と空間だ。シガーを吹吸い終わり立ち去ろうとした時、ふと足元にからすの羽根を見つけた。やたがらすではなく普通のからすの羽根だが、熊野の旅のお守りに持ち去ることにした。
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